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BBS(クラシック音楽専用)


バッハを中心とするクラシック音楽についてどんどん書き込んでください。
お待ちしています。

目次
過去記事 <<(全1000件)>>

From juncoop To juncoop5@goo at 2004 11/13 23:14 編集 返信

そういえば・・・パート2

そういえば・・今日、リリングのカンタータ198番の冒頭合唱聴いたのですが、思わず、手拍子をしてしまいました。

まるで音頭を聞くようなリズムでした。・・・関係ない?


From 葛の葉 To juncoop5@goo at 2004 11/13 23:11 編集 返信

そういえば

ヘッドフォンでカンタータ1番を聞きながら、
駅から家まで踊りながら帰ってきたことがありました。
もちろん、子どもの頃ではありません。

To at 2004 11/13 15:41 編集 返信

今日の音楽

今日もバッハを聞いてます。

●バッハ/カンタータ第21番 わがうちに憂いは満ちぬ BWV21

ヘルムート・リリング指揮
バッハ・コレギウム・シュトゥットガルト/ゲンヒンガー・カントライ・シュトゥットガルト
オジェー(S)ロビンソン(T)シェーネ(B)パッシン(ob)

BMSバッハ全集

何回聞いても素晴らしいカンタータ第21番
苦悩の多い時は、このカンタータで癒されます・・。わがうちに憂いは満ちぬというのは、現在の私の心境でもあり、最近自分の心境でバッハのカンタータの題名の音楽を聴くようになりました。かなり精神的に来ているようで、今はただ安らかに過ごしたい・・・。




From nujikoa To juncoop5@goo at 2004 11/13 00:54 編集 返信

今でも(いまだに)

バッハで踊っている、大人気ない子もいます。

車の運転中だろうが、おかまいなし。
体だけでなく、舌で踊るときも。

・・・僕です。(まったくお恥ずかしい話。。。)


From juncoop To at 2004 11/13 01:06 編集 返信

今日の音楽

皆さん、こんばんは。

今日もバッハを聞いてます。

舞曲の話題が出てますね。あまり意識してなかったのですが、確かに組曲やパルティータを聴いてると舞曲が多いですね。マタイから舞曲というと確かにそうかもしれません。意識して聞いてませんでした。

最近、バッハの音楽ではまっているのが、平均律第1巻22番のプレリュードです。この曲とても奥深い・・。ヴァルヒャのアンマー・チェンバロで聞いております。とても暗い曲なのですが、和音を続けるような葬送のような音楽・・なんと深いのでしょうか。悲壮感や、この世のはかなさ、やるせなさを感じてしまいます。悲しみに満ちた時、聞くとたまらない曲です。

悲しい時に聞く音楽アンケートでもやりますかね?



【今日の音楽】


●バッハ/フーガの技法BWV1080

ロバート・ヒル(チェンバロ)

BMSバッハ全集

ロバート・ヒルのフーガの技法・・・しみじみと聞かせていただきました。以前、チェンバロによる演奏は、レオンハルト、コープマンを聴いてたのですが、ヒルの演奏は正統派の感じがしますね。とても真面目な感じというのか、教科書のような演奏とでもいうのか。それはヴァルヒャの演奏がそうでした。ヴァルヒャはフーガの技法についてはオルガンでしたが、教科書そのものという演奏。ヒルを聞いてヴァルヒャを思い出しました。それが今回聞いてみての感想です。これから何回も聞き込みたいと思います。


From 葛の葉 To juncoop5@goo at 2004 11/12 22:05 編集 返信

小学生の頃

私の小学生時代を思い出しても、バッハが面白いと思ったのは
今考えると、その舞曲の性格だったんだと思います。
ヴァルヒャの弾くフランス組曲、特にガヴォットなんか
やはり私も踊っていました。

From アマデオ( Mail ) To juncoop5@goo at 2004 11/12 21:38 編集 返信

mont_54さん、踊ります

 うちの子は、ヨハネ受難曲で踊ります。他に、カンタータでも踊っていますから、舞曲リズムの採用は、間違いないでしょう。バロックの命は、舞曲です。テンポも、強弱も、舞曲を基準に決めるのがいいと思います。では。

From skunjp To juncoop5@goo at 2004 11/11 19:25 編集 返信

賢者のピアノ

junさん、ピノックの子守歌、良かったですわ。

でも、面白すぎてよく寝れなかったです。(^^;)
翌朝の通勤中も聴いてたりして。

1番より2番、6番が良いですね。

古楽派のようにきついアゴーギクはつけずに、サラサラと良いテンポで流れますが、そこはそこ
若いときと違ってコクがある。
緩徐楽章はもたれず、早い楽章は流れるような流線型。
しかしその中に人生の厚い年輪を感じる。

さてmontさん、バッハのリズム感を蘇生させたのは古楽派ですねー。
その勘所は、重い拍と軽い拍を画然と区別したことで、音楽に浮遊感が出たこと。
つまり緊張と弛緩の交代であり、ひとことで言えば「踊り」ということになるんでしょう。

僕はと言えば、昨夜ミュージックバードでホルショフスキー88歳時の録音、平均律第一巻を録音しました。
素晴らしい演奏です!
ひとことで言えば賢者のピアノ・・・この音はどこかで聴いたなと思いめぐらすと、シフの音が
心に浮かびました。

そういえば、シフは老ホルショフスキーのおっかけをしてたんですよね。

From mont_54 To juncoop5@goo at 2004 11/10 22:16 編集 返信

バッハの「踊る大受難曲」

skunjp さん、大のお久しぶりです。

>昨夜バッハに電話で確認・・・

って、電話代がさぞ高くついたことでしょうね(笑

さてバッハ好きの皆さん!
ものの本によると、バッハは自らの受難曲(マタイ・ヨハネ)すべて(の曲)に
舞曲リズムを用いているとのことですが、さてこの「舞曲リズム」とは何でしょう?
音楽学的にはどう説明すれば良いのか、浅学非才な僕には上手くは出来ませんが、
ある程度の想像は出来ます。

・(全曲ではないにしても)3拍子系の曲が多いこと
・通奏低音部や弦楽パートにシンコペーションを多用すること

などです。(どなたかもっと的確なフォローの出来る方はお願いします)

以下(これから)は僕の完全な思い込みと私見であります。
バッハの受難曲における、この「舞曲(あるいは舞踊)リズム」に着目し、
その曲のもつ生命力を、蘇らせることにコンプリートした人々がいます。
その人達こそ現在「古楽グループ」と呼ばれている演奏家たちであり、
僕の個人的な評価では、これこそ古楽復興運動による最も偉大な業績である。
ということです。

がんらい僕がバレエ好きということもあって、最近マタイやヨハネを聴く時には
「うん、これは踊れるな〜」ということを一つのチェックポイントにしています。
そしてその、最も素晴らしい「踊れるな〜」は誰あろうグッテンベルグです。
コープマンのは軽くスウィングするようなジャズ系といったところですかね。
ナドナド楽しみは尽きません。


From juncoop To juncoop5@goo at 2004 11/10 21:49 編集 返信

今日の音楽

皆さん、こんばんは。秋も深まり法隆寺・・意味不明

日向さんさっそく有難うございます。

「BWV123。冒頭合唱はとても美しいです。悲壮感ではなく、寂寥感といいますか、秋風漂う今の時季にぴったりだと思います。
3曲目のテノールアリアは、これまで聴いてきたバッハのカンタータとは全く違う印象。とても変わった不思議な曲です。
5曲目のバスアリアは、ここまでの流れを打ち切るようにちょっとチャーミングな感覚。この曲はいかにもアリアっぽい感じです。」

さっそく123番聞かなくてなりません。美しい音楽には敏感な私です。

私のほうは、カンタータ19番を聴きました。いいですねーミカエル祭のカンタータのはず。

それからBMSバッハ全集の音楽の捧げ物を聞きました。いいですねーーピアノフォルテの演奏。3声のリチェルカーレとトリオソナタ、無限のカノン。この曲にピアノフォルテはよく合います、やはり時代楽器ですね。また秋の哀愁にマッチすること!


From 日向 沙羅( Mail ) To juncoop5@goo at 2004 11/10 04:10 編集 返信

カンタータ漬けの日々

最近陽が落ちるのが早くなりましたね。
茜色と蒼い闇の間、
何層にも織り成す紫のカーテンの時が短いのは残念ですが、
音楽をゆっくり聴くには最高の季節です。

皆様こんにちわ。日向です。
秋も深まり、もう少しすると冬シーズン到来です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

御指名にあずかりまして、
最近の私の音楽について書かせて頂こうと思います。
と言っても以前こちらで書かせて頂きましたが、
リリングのカンタータを順々に聞いておりまして、
そう簡単に聞き終わるものではありません。

ですので書くのはどうしてもリリングのカンタータとなってしまいます。
面白みや変り種はありませんが、御容赦の程を・・・。

現在BWV155まで聞いたところです。
このサイトの方々はバッハの曲はほとんどご存知とは思うのですが、
私の場合これまで全集を聞いたことがありませんでした。

全集といえばアランや他にも数名の演奏家が
収録を残しているはずですが、
私が好む演奏家は全集の形で残しておらず、
今回のリリング全集では、
全く初耳の演奏を数多く聞くことが出来ます。

演奏家によって解釈が異なりますので
適切な表現かは疑問ですが、
本当にバッハのカンタータには
様々な曲調、様式があり、驚きの連続です。

また長くなってしまうので、
今日はBWV103-155の中で、特に私が気になった曲を。

BWV123。冒頭合唱はとても美しいです。
悲壮感ではなく、寂寥感といいますか、
秋風漂う今の時季にぴったりだと思います。

3曲目のテノールアリアは、
これまで聴いてきたバッハのカンタータとは全く違う印象。
とても変わった不思議な曲です。

5曲目のバスアリアは、ここまでの流れを打ち切るように
ちょっとチャーミングな感覚。
この曲はいかにもアリアっぽい感じです。

最終コラールを含めて、全体的に抑え目に、
そしてしめやかな語り口の、
深く渋い味わいのカンタータでした。

From juncoop To at 2004 11/09 22:49 編集 返信

今日の音楽

皆さん、こんばんは。なぜか、急にjuncoopの想いというコーナーを作ってしまいました。ここでは、音楽についての私の想いをいろいろと語ります。

★skunjpさん毎度です・・。

skunjpさんの言葉によれば、
「僕は割と楽観的です。世の中が悲惨になればなるほど、バッハの需要が高まると 考えています。これほど多くのカンタータ全集が作られるとは、昔の誰が想像できた でしょう。 あ、そうそう、カンタータが最も売れている国のひとつは日本なのだそうですね。 それほど今の日本は悲惨なのでしょう。 」

と、葛の葉さんの掲示板から引用させていただいたのですが、バッハのカンタータを好む私もやはり悲惨で、どこかでカンタータに救いを求めているのかもしれません。辛い・・・。


今日は手短に、リリングの

●バッハ/カンタータ第14番から聞いてます。

この14番の第2曲ソプラノのアリア・・・素晴らしい!

ホルンと弦楽をバックにとてもリズムカルな演奏で、いいですね。このアリア聞くとちょっと元気でますね。14番の中では一番光る音楽です。


BWV 14
Wär Gott nicht mit uns diese Zeit
神がこの時にわたし達と共にいなかったら

2.[ソプラノ・アリア]

わたし達の力はあまりに弱く、
自分たちの敵に抗えません。
至高者がわたし達を助けてくれなかったら、
敵の暴虐がすぐに
わたしたちの人生を脅かすでしょう。


☆それから特筆すべきは、

カンタータ第17番「感謝の供えものを献ぐる者は、われを讃う(Wer Dankt opfert der preiset mich)」BWV.17(1726)

この17番の冒頭合唱はとてもいいですね。また第3曲ソプラノ・アリアは2つのVnを伴う快曲。第5曲、テノールと弦楽のためのアリアはとても優雅な曲で、最後のコラールは感動!17番は全体的に明るい雰囲気の音楽で気分が晴れました。


以上 ヘルムート・リリング指揮
シュトゥットガルト・バッハ合奏団/ゲッヒンガー・カントライ

BMSバッハ全集


★skunjpさん、ピノックのパルティータ1番で安らかに寝てください。

★日向さんは、カンタータをどのへんまで聞かれたかな?また感想を聞かせてください。




From Skunjp To juncoop5@goo at 2004 11/09 17:50 編集 返信

皆様、お久しぶりです

タミーナさん、お久しぶりですね。(^-^)
実は先日タミーナさんとご主人の歌っているヘンデルを聴いたのですよ。
懐かしいです。クリオラの季節にもなったし・・・

ライプツィッヒの写真も見ました。これも超懐かしい。
バッハ像の前に立つご婦人のお顔に花のマークで残念。
旅行記またじっくり拝見させていただきますね。


montさんもお久しぶりです。

>この主題って、きっとあれですね。マタイの最終合唱に出てくる
 Ruhe sanfte,Sanfte ruh!のモチーフに付点リズムで装飾したパロディでしょう。
 きっと。

またまた鋭い分析。・・・その通りです。昨夜バッハに電話で確認しました。
あ、冗談抜きで、僕もそう思いますよ。
久しぶりに聴いてみるかなー、198。


junさん、ピノックは新盤ですね。
あれはアルヒーフ旧盤より「普遍化」がさらに鋭く深くなっていますね。
今夜、NO.1を子守歌で聴きましょうか・・・(^-^)

From juncoop To at 2004 11/08 21:20 編集 返信

週明けは・・

皆さん、こんにちは、休み明けは、仕事モードに戻されるのが大変かと思いますがいかがお過ごしですか?

私の方も、家のPCがなんとか復旧し、やれやれです。というわけで、昨日は久々にアマデオさんのクラシック古楽道にも顔を出し、シューマンのVn協奏曲ニ短調をクレーメルとアーノンクール指揮ヨーロッパ室内管で聞かせていただきました。シューマンのVn協奏曲は渋くてとても奥深いものを感じました。夜は、バッハの部屋を久々に開けまして、バッハのカンタータ・アリアやゴルトベルク変奏曲をレシさんと一緒に聞きました。

★mont_54 さん

カンタータ第198番は私もとても好きな世俗カンタータで、マルコ受難曲が消失したのが惜しまれますね。この198番と54番から転用されたことはご存知のとおりで、両カンタータとも名曲でありますね。198番は古楽器が入る葬儀の音楽で独特の響きが面白い。
一方、復活祭オラトリオは、世俗カンタータBWV249aの転用でもありますが、

「第1曲のシンフォニアはトランペットとオーボエが良く効いた王朝風。一転、第2曲のアダージオは協奏曲の第2(緩徐)楽章を思わせる美しさ。これは誰が何と言おうと、僕の大好きな「イタリアンバロック風の甘美さ」と断言します。(誰も何も言っていないか・・・汗)
ソプラノ・アリア(第5曲)をはじめ、名曲が詰まっています。」

とおっしゃられるように、シンフォニアの華やかさ、アダージョの切なさなど、名曲ですね。私は特に最後の合唱に感銘を受けます。このオラトリオは、バッハの中でもよりヘンデルの劇的オラトリオに近いと言われ、第1曲シンフォニアと第2曲アダージョと第3曲合唱をあわせて、元々1つの協奏曲だったのではと、推測されてます。


★タミーナさん

お久しぶりです。ドイツ行かれたそうで、羨ましいです。しかもライプツィヒでモテット聞かれたり、オルガン演奏聞かれたり、良かったですね。ナウムブルクはバッハの弟子のアルトニコルがオルガニストの職にバッハの紹介で、勤務していた事で知られてますね。シュトゥットガルトも行かれたそうで、リリングの演奏が聞きたいですね・・。今後とも合唱活動の方で、ご活躍をお祈りしております。



【今日の音楽】


●バッハ/パルティータ全曲BWV825〜830

トレヴァー・ピノック(チェンバロ)

BMSバッハ全集

やっと以前ちょっと騒ぎになった、パルティータ事件が解決しました。日本の貿易出版社からBMSのピノック/パルティータ全曲が届きました。今日さっそく3番を聞いたのですが、サラバンドに泣けました・・。ピノックのパルティータけっこういいですね。今日はとことん聞き込みます。
1番なんですけど、またあの愛らしい音楽はやはり素晴らしい。私はこの1番をいつか弾きたいのですが、たぶん一生かかっても全曲は無理かも・・。しかし1番のプレリュードはいつか弾きたいと思います。3番のプレリュードの渋さ、サラバンドの切なさ、クーラントとBurlescaの理屈ぽさ、3番の素晴らしさはもう言うことがありせん。




From タミーナ( HP ) To at 2004 11/06 20:20 編集 返信

お久しぶりです〜!

皆様、お久しぶりです。(もう忘れられちゃったかも?)
juncoopさん、お引越しのお知らせ、ありがとうございました。リンク変更させていただきました。

11月になって、そろそろまた「クリスマス」のCDを引っ張り出してきている私です。今年もまた、忙しくなる季節になりました。
最近のハマリCDは、ヴェルニゲローデ・ユーゲントコアーの「ドイツ民謡集・聖夜に寄せて」です。

実は、9月にヘソクリをはたいてドイツ旅行に行ってきました。またしてもナウムブルクの「ヒルデブラント・オルガン」と、ライプツィヒの聖トマス教会・モテットミサ目的で。(いや、目的は他にもいろいろあったんですが/笑)
今回、モテットミサを初めて聴いたんですが、聴衆に回って改めて「なんてとんでもない体験したんだろう!」と実感しました。
聴衆をあんな気持ちにさせてあげられたのなら嬉しいのですが。(汗)

旅行記をアップしていますので、良かったらご覧下さい。
skunjpさんゆかりの都市にも行ってます。目的はバッハと関係ないですが。(苦笑)
http://www3.tokai.or.jp/tamina/reise/

From mont_54 To juncoop5@goo at 2004 11/06 19:52 編集 返信

感想二題

すっかりご無沙汰でしたが、気にせず・・・笑
最近、気に入っている2曲について述べたいと思います。

まずはBWV198「王妃よさらに一条の光を」
以前、skunjpさんからのお勧めもあったので
(偶然、コープマンのを一枚持っていた)

マルコ受難曲への転用説もあるせいか、実に堂に入った
舞曲リズムによる冒頭合唱のすばらしさ。この主題って、
きっとあれですね。マタイの最終合唱に出てくる
Ruhe sanfte,Sanfte ruh!のモチーフに付点リズムで
装飾したパロディでしょう。きっと。

こうしてみると、バッハの受難曲って独特の魅力に
包まれているな。という事を再認識。(^^;


続いては、「復活祭オラトリオ」BWV249
ポスト受難曲として聴くのも一興かも知れません。

これも羊飼いカンタータからのパロとも言われ・・・
まず、構成がすばらしいです。
第1曲のシンフォニアはトランペットとオーボエが
良く効いた王朝風。
一転、第2曲のアダージオは協奏曲の第2(緩徐)楽章
を思わせる美しさ。これは誰が何と言おうと、
僕の大好きな「イタリアンバロック風の甘美さ」と
断言します。(誰も何も言っていないか・・・汗)
ソプラノ・アリア(第5曲)をはじめ、名曲が詰まって
います。

どちらも親しみやすさという点では出色ですね。



From juncoop To at 2004 11/07 15:05 編集 返信

今日の音楽

皆さん、こんにちは・・・。

昨日は、バッハのカンタータ第9番を聞きました。この曲は数回聞いただけでは、なかなか理解出来ない感じがしまして、何回も聞きたいと思います。

マリー=クレール・アランのオルガンが話題になってますね。私は1978年〜1980年の全集と、1990年代の3回目の全集から少し持っているのですが、どちらかというと、古楽器使用の3回目の全集が気に入っております。フライベルクのジルバーマンを弾いた演奏では、もちろんリヒターの劇的な演奏には及びませんものの、やはりジルバーマンの音は、よろしいな・・。バッハのオルガン作品は、ヴァルヒャを筆頭にアラン、リヒターの演奏にどうも魅力を感じてしまいますね。コープマン、リュプサム、ファーイス、ヨハンセン、リュッカーなども聞いてはおるのですが、どうも前記3人の演奏に説得力を感じます。私はアランの1978年〜1980年の全集で特に気に入った曲は、18のコラールと、BWV721、731ですね。BWV731はとても心に染みます。



【今日の音楽】


●バッハ/カンタータ第10番、第12番

ヘルムート・リリング指揮
バッハ・コレギウム・シュトゥットガルト/ゲッヒンガー・カントライ

BMSバッハ全集

10番なんですけど、かなりいいですね。曲自体名曲でもありますが、このドイツ語のマニフィカトと言われる音楽、リリングの演奏はかなり活気があり厳しく、気に入りました。一方12番、これもまた傑作であり、リリングの第2曲合唱「ラメント・シャコンヌ」はとても重く、苦悩を歌う。これだからこそ、リリングのミサロ短調が好きな訳でもあります。各アリアが素晴らしいのも言うまでもありません。リリングの10番と12番ともにお勧めですね。


From 葛の葉 To juncoop5@goo at 2004 11/04 22:57 編集 返信

3回目の全集

先ほど書いたことの訂正と補足です。
(誤)「3回目の録音」→(正)「3回目の全集」

3回目の全集は、それぞれの巻がリサイタルの形式を取っており、
2回目の全集の、基本的にBWV順作品総覧という形とはずいぶん違います。
演奏も、それに応じたような違いがあるように思います。

ただし、歴史的な楽器を選択したことによって、彼女の自在に動かせる楽器と言うよりは、
「楽器に奉仕する」姿勢が必要になり、それが演奏の違いに大きく影響しているようにも思えます。

From 葛の葉 To juncoop5@goo at 2004 11/04 22:50 編集 返信

>Skunjpさん

Skunjpさん、さっそくのお答えありがとうございます。
実は、最近までアランのCDは3枚だけ。
つまり、2回目の全集からオルガン小曲集とシュープラーコラール集、
そしてトリオソナタ。それと82年録音のシュープラーコラール集だけでした。
そして、82年録音が良かったので、そのつもりで3回目の録音を買ったのですが、
明らかに違う録音で、ご指摘のような問題を感じたので、「質問」となったわけです。

トリオソナタはオルガン曲の中でも一番好きなものなので、
過去ログの発言は「聞き捨てならぬ」ものなのです。
シュープラーコラール集の演奏に見られる微妙な違いは、
録音年代も数年違うだけですが、案外重大な違いなので、
同様のことがトリオソナタにもあるとすれば、これは放っておけない…

そんな気持ちでの質問でした。
いずれまたもっと詳しいことがあれば教えて下さい。

なお、アンセルメの質問はなぜ私におはちが回ってきたのか分かりませんが、
私が持っているのはDECCA 466 754というもので、Hickoxの小ミサ曲集とのカップリング、2枚組のCDです。
アンセルメは例の「旋律はドミナントへ向かう弾道」とか、「音楽的対象と感覚的対象」という発言で「むむむ」と感じる人なのですが、
このCDはまだ聴いていません。

From Skunjp To at 2004 11/04 17:10 編集 返信

葛の葉さんに質問でえす。

>カンタータ第67番第130番
 アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団/ローザンヌ・プロアルテ合唱団?

僕も気になりますね。どなたかレビューを。

From juncoop To at 2004 11/04 17:04 編集 返信

また、病気が・・・

今年は、BMS(音源はヘンスラー)のバッハ全集が出たり、ヴェルナーのバッハ集全3巻が出たり、私にとってのバッハ・コレクションはとても充実したものになりました。しかし、この不景気に懐は、気候と同様に寒くなりつつあります。

ところで、これから年末にかけて宗教作品の公演とか頻繁になってきますね。

私の方は、相変わらず、バッハの古い録音を物色したりしているのですが、悩むのが・・

エルネスト・アンセルメ爺さんの演奏です。

アンセルメといえば、スイスロマンド管弦楽団で有名で、どちらかというと、フランス・ロマン派やロシアの国民楽派や、現代音楽というイメージが強いのですが、

なんと彼にもバッハの録音が昔からあります。

●管弦楽組曲第2番第3番(廃盤LP)

●カンタータ第67番第130番

アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団/ローザンヌ・プロアルテ合唱団?

これらの内、BWV67、130は、私が初めて聞いた演奏がアンセルメで、今から25年前ですから、記憶も薄いのですが、演奏の善し悪しは別として、とても思い出深い演奏でしたね。特に130番はご存知のとおり華やかな曲なのですが、アンセルメは大編成オケで壮大な演奏を繰り広げます。130番の終曲はコラールですが、大オルガンを使い、とてもロマン的表現なのですが、トランペット3、ティンパニを伴う感動的な演奏と記憶してます。その演奏が実はCDで出ているらしいので、どうしようかな・・?とふと思う今日この頃・・。

リヒテルの平均律も気になりますえ・・。


【昨日の音楽】

●ヴァーグナー/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」

オットマール・スウィトナー指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団/合唱団

アダム(ザックスB)シュライアー(ダーヴィッドT)ゴルトベルク(ワルターT)ローレンツ(ベックメッサーB)フォーゲル(B)他

1987年日本公演録画

昨日、ビデオを整理していて、久々に見たのですが、スウィトナーのヴァーグナーいいですね・・。テオ・アダムのハンスザックスは最高ですし、ジークフリート・ローレンツのベックメッサーは意地悪くてまた最高です。ヘルマン・プライのベックメッサーは有名なのですが、私はローレンツの方が上手いと思いますね。アダム・シュライアー・ローレンツの3人は、シュライアーの指揮したバッハの世俗カンタータのメンバーでもあり、とても息のあった楽しいオペラでした。スウィトナーはタンホイザーもベルリン・シュターツカペレで公演しておりまして、以前LDが出ていたのですが、このマイスターとタンホイザーのDVD再発売が待たれます・・。



From Skunjp To at 2004 11/04 15:42 編集 返信

>Skunjpさんに質問


ドキッ・・・! (^^;;

普段の心がけが悪いので、ついビクついてします。



あ・・・葛の葉さん、質問にお答えします。

マリー・クレール・アランは3度の全集を作りましたが、その間に頓挫した全集が
あります。80年最初の頃の録音です。

2回目の全集を作り終えたアランはなぜか数年後にまた録音を始めます。これは
アランがバロック奏法に目覚めた結果だと解釈しています。根拠は、レコ芸のイン
タビューの中で「バロック奏法を知った結果、弾き方を根本的に変えた」と言って
いたからです。

2回目の全集が好きな人も多いのであまり明確には言いたくないですし、また
これは僕だけの印象ですので、関係者の方々は(?)どうかお気になさらず
聞き流してくだされ・・・

少なくともトリオソナタに関しては2度目と84年盤では全然違います。
84年録音は音楽が空高く飛翔していますが、2度目の全集盤は飛んでない。
固い。オルガンの音に魅力がない。
(・・・あ、結構はっきり言ってるじゃないか)(^^;;

拍節感が違うんですね。・・・オルガン自体も違いますし。
シュプラーコラールにも同様の傾向が・・・後は聴いていないので知りません。

そしてその後、アランは別のインタビューの中でこう言います。

「私は本当はバロックタイプで全集を作りたかったが、まだ良い楽器がなかった。
しかしこの頃はやっとバロックタイプの楽器が整備されてきた。最後の全集は
バロックタイプの楽器で行う。これが私の総決算だ」と・・・

これが3度目の全集。
ご存知の通りバロックタイプのオルガンを使っています。
また、この辺が80年代初期録音が全集に至らなかった理由だと推察してます。

80年代最初の録音は4〜5枚あるようです。うちに帰って倉庫をひっくり返せ
ば、資料があるかもしれない。

ただし残念ながら廃盤ですので、中古屋で丹念に探してみるしかないでしょう。

p.s.
僕の独断ですが、3度目の全集はオルガンは良いですし、自由闊達ですが
アランの持ち味である「明晰さと精度」がやや犠牲になっている気が・・・

結局、僕の軍配は頓挫したマボロシの全集に上がるのでした。

 ・・・ついに言ってしまった・・・後がコワイ・・・(-_-;)

From juncoop To at 2004 11/04 14:01 編集 返信

文化の日に聞いた音楽

皆さん、こんにちは。祝日はいかがお過ごしでした?

私は家では相変わらずネットとは寸断された状態で、PCの修理もまだ出来上がってこない状況におります。

昨日は、リリングのバッハ/カンタータBWV7〜9を聞きました。BMSのバッハ全集をゆっくり時間をかけて聞いております。


★日向さん

カンタータ第50番に対する、所感を有り難うございます。興味深く読ませていただきました。私もこの曲についてはあまり知らないのですが、バッハの断片のカンタータはいくつかありまして、200番とか118番についても前に振れましたが、そういう未完や断片の曲でもいい曲がありますね。

「レクイエム(モーツアルトで一般に通っている)でも、
大半がジュスマイヤーが書いたと思われるラクリモサ以降でも
極めて美しい曲が多くありますし(日向の感動はhostias)」

モーツアルトの未完成レクイエムはジュースマイヤーによって補筆された部分もいいですよね!hostiasは確かゆっくりと荘厳に歌われる平和に満ちた音楽だったはず・・。私もお気に入りで、涙の日と共にお気に入りとなってます。

★nujikoaさん

お久しぶりです。ニューカレドニアに行ってたのですか?よろしいな・・・!
海外の方へは、この4年間全く行っておらず、羨ましい限りです。まあうちのヨメとは、またハワイでもいずれ行きたいとか言っておりますものの、実は私はバッハの居た旧東ドイツに行きたいですね。ミュンヘンとかは行ったのですが、その時はまだ東西ドイツに分かれておりました。アイゼナッハ、アルンシュタット、ヴァイマール、ケーテン、ライプツィヒ、ドレスデンとバッハゆかりの土地を廻りたいですね。ライプツィヒ・バッハ音楽祭には行きたいところ、その他、ミュールハウゼン、マイセンとかも行きたいし・・・。アンスバッハ・バッハ週間も行きたいどすえ!
モーツアルトのアイネクライネ:マリナー指揮ですか!まだ聞いておりませんでした。元々イムジチ で馴染んできたため、マリナーとは盲点でした。確かに、映画アマデウスでも音楽監督でしたし、彼のモーツアルはとてもいいですね!


★バッハ/カンタータ第7番〜9番

ヘルムート・リリング指揮
シュトゥットガルト・バッハ合奏団/ゲッヒンガー・カントライ

1979〜80年頃/BMSバッハ全集

7番なんですけど、いいカンタータですね。冒頭の合唱は厳しい音楽なのですが、第2曲アリア、平和で、牧歌的です・・。8番についてはあまりにも有名なのですが、リリングの冒頭合唱はテンポが速すぎます。この合唱の序奏はやはりゆっくりと弾いてほしいところ。弦のピッツィカートと木管の旋律にフルートの連譜による教会の鐘の音が表現されているのですが、リリングはせわしないですね。 この点、ヴェルナーによる8番とかはとても優しい表現でした。この冒頭合唱の伴奏は、カンタータ第198番にも似た編成で使用されているのが面白い。8番についてはバスのフルートと弦のためのアリアがとても傑作ですね。9番ですが、どんな音楽か忘れてしまいました・・とさ。

そのため9番から今日は聞いていきます・・。



From 葛の葉 To juncoop5@goo at 2004 11/04 09:32 編集 返信

Skunjpさんに質問

古い話ですが、昨年 06/25 17:09 に、次の投稿をしておられます。

>これは2回目の録音ではないでしょうか?
>収録曲の一番多い全集で、僕も重宝しています。

>アランはこのあと84年くらいに全集を作りかけて頓挫
>します。その中ではトリオソナタが超名演で、これは同曲
>の僕的ファーストチョイスです。ラテン的で明澄な愉悦感
>に溢れています。オルガンもクリーミーな美味しい音。
>(この盤、強力にお勧めします)

1982年録音のシュープラーコラール集その他のCDを持っています。
これを2回目の全集(1978-1980録音と記してある)と比較すると、
より自由闊達な演奏で、全集盤の方はより規範的と感じられます。
これもその「未完の全集」の一部をなすものでしょうか?
オルガンは同じものを使用しているようです。
(コレジアーレ・ド・サン=ドナ シュベンケデル・オルガン)

トリオソナタの方も2回目の全集盤は持っているのですが、
その84年頃録音のトリオソナタと比較するとどうでしょうか。

その未完の全集というのは、どういう曲が録音されたのでしょうか。
そして何よりも、今でも入手できるのかなあ?

よろしくお願いします。

From nujikoa To juncoop5@goo at 2004 11/03 23:56 編集 返信

遅ればせながら

引越し&その後の大盛況、おめでとうございます!
(ほんと遅ればせですみません)

えーと、バッハネタは最近あまりないんですが・・・

先日はニューカレドニアに行ってきました。
いや〜いいところです!

で、片道8時間の飛行機の旅。
エア・カレドニアのクラシックチャンネルの選曲がとても良いのにうならされましたね。
ナレーションは一切無し、とにかく音楽を楽しんでください!という趣向。

予想をはるかに超えてよかったのが・・・
マリナーの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。。。魂を抜かれそうなほど美しかったですよ〜
はかないものを惜しむ心をここまでかきたててくれる演奏って、なかなかありません。

では、またネタさがして再来しますね!

From 日向 沙羅( Mail ) To juncoop5@goo at 2004 11/03 04:23 編集 返信

BWV50その他

皆様どうもお久し振りの日向です。
皆様変わらず様々な音楽(特にバッハ)を聴いておられるようですね。
近年私たちを取り巻く環境、情報、生活等が目まぐるしく変化する中で、
音楽を、そしてバッハ作の演奏を愛するという点で変わらない方々がある。
とても安心します。
音楽もそうなのですが、同一空間を享受する人がいる。
それを想うだけで満たされた気持ちになります。
グッデンベルクやリヒテルなど、
皆様からの情報で私の興味を惹く演奏が次々。
おかげで私の探求も飽くことがありません。
いつもながら感謝しております。

juncoopさんには個人的メールミスでお世話とご迷惑をお掛け致しました。
通常個人的メールでなくできるだけ掲示板へカキコするのですが、
事情が事情なのでjunさんへの個人的メールになってしまい
申し訳ございませんでした。
補足させて頂きますと、メールミスへのお詫び送信時に、
それだけ書いても芸がないと考え、
日向の近況(リリング全集を聴く)を添えたものでした。

>このHPのBACH1000のカンタータ第50番をぜひ見てみてください。

確認しないで述べたことを恥じております。
私が抱いた感覚が書かれておりました。

>>大規模な祝祭カンタータであったと推定され
>>祝日のためのカンタータであった可能性もある
>>異例なほど華やかな展開
>>特別な機会のために書かれたものではないかと思われる
>>しかし声部が多いこともあって、個々の対位主題は線的には聞こえず、
>>ぶ厚い和声として聞こえてくる。この曲では様々な対位法の技法が巧みに用いられている

以上引用させて頂きましたが、まったく日向の幼稚な感覚に対して、
こちらは専門語句を伴った説得力のある解説でした。
既に皆様がご存知だった内容と重複してしまい、心苦しく思っております。

ただ1点、気になることが。
幸いという表現が適切かは?ですが、今私が聴いているリリングは
全集として残してくれています。
このBWV50が私達の聴ける他のカンタータに
転用(編曲)されているケースについてはどうでしょう?
今のところ日向が聴いている限り
(曲の多さではリヒターと、現在途中のリリング)
類似した曲はなさそうに感じられます。

本当に他のカンタータとは類似しない独立した曲なのでしょうか。
もしそうなら・・・。本当に貴重な曲を消失してしまったものです。
消失でなくもしバッハが中断したものであれば、
これはこれで残念です。完成形が聴きたかった・・・。

あ、ぶちぶちと書いてしまいましたが、
残された曲でも十分喜ばしい(フーガの技法;未完フーガの例もあるし)。
そこで納得するべきなのでしょうね。

HPの保存版からBVV50の記事を見て不思議に思った点を、
専門的なことはまるで無知で感覚的でしかない日向が、
ちょこっと書いてみようかなー。

>黙示録12,10

あくまでリヒターのCDに付いてた曲解説からでしか私は判断できないのですが、
(英語やドイツ語は・・・だめだぁ)
カンタータ全体の比重で考えると、歌詞に黙示録を用いたケースは
あまり多くないと思うのです。
書簡章句、使徒行伝、聖人伝(マタイ・ルカなど)を用いた歌詞は多く、
特に書簡章句からの表現は目を惹きます。
その点からもBWV50は特殊と思え、編曲の天才であるバッハが
1回の演奏(作曲)だけで済ませたとは考えにくいのです。

>彼によれば、合唱の8声への拡張は、未知の編曲者によるものということになるが、
>確かにこの曲見られる、主題の和声的な補強はバッハ的ではなく

!、やはり偽作の可能性もあるわけですね。
と言っても否定的意味ではありません。
私が非常に感銘を受けているレクイエム(モーツアルトで一般に通っている)でも、
大半がジュスマイヤーが書いたと思われるラクリモサ以降でも
極めて美しい曲が多くありますし(日向の感動はhostias)、
私達は作曲者や演奏家の名前で聴いているのではなく、
心に沁みる曲を求めているのですから、
その点では誰が書いて(補筆して)いようと構わないわけです。

ですが、別の人が書いたとすれば非常に良く出来ている。
専門的な分析は全く圏外ですが、とてもバッハ的に聞こえる。
補筆した人も、”バッハ”はどうでも良くて、
断片なりモチーフなり、
心に響いた結果がとてもバッハ的になったのでしょうね。

またまた毎回でありますが長文となってしまいました。
今リリングの中で(BWV102まで)日向がハマっているのは、
ここまで述べたBWV50の他に、
BWV7のバスアリア
(通奏低音のチェンバロがとても美しく、このパートだけを耳ダンボにしてしまう。)
B

From juncoop To juncoop5@goo at 2004 11/02 16:12 編集 返信

日向さん

カンタータ第50番について、とても興味深いメールを有り難うございます。

私も、このカンタータ第50番断片はとても謎でございまして、参考になるかどうかわかりませんが、このHPのBACH1000のカンタータ第50番をぜひ見てみてください。

ところで、リリングのカンタータ全集ですが、日向さんによりますと

「感想としては、
アリアに素晴らしい曲もありますが、
やはりリリングは合唱という感じがします。
トランペットやファゴットの強烈なたたみかけが、
この指揮者の魅力なのでは?
人によってはこれが騒々しく感じられるところもあると思います。
少なくとも繊細な音色や各声部を鮮明に浮かび上がらせる演奏とは違う。
しかし重厚で輝かしい表現力はリリングならではだと思いますし、
そこが日向にとってリリングの魅力なのです。
彼の長調は、本当に気分を高揚させ全てを洗い流してくれます。」

全く、同感ですね。リリングのモダン楽器によるカンタータ全集は、出来不出来が曲によってはありますものの、特に長調の美しいアリアは抜群の魅力を発揮していると考えます。もちろん合唱においても同様ですね。

私がリリングのカンタータアリアで魅力を感じる演奏は、覚えているもので、すぐに出てくるのは、以下のアリアです。

第54番の冒頭アリア

第149番の第4曲アリア

第151番の冒頭アリア

第170番の冒頭アリア

まだまだありますが、上記の4曲は特に美しく、何度も聞いております。

リリングの合唱で長調の作品となりますと、

第147番

第80番

第191番

第190番など、いろいろと思い出しますね・・。


ところで、リリングのカンタータの傑作で特筆したいのは、やはり

初期カンタータの傑作

カンタータ第21番ですね・・・。このカンタータは、私が勝手に言うておりますのが、ベートーベンの言う「苦悩を通じての歓喜」
が、すでにバッハによって先取りされているという事なんです。この事を言った人は、多分いないと思います。

リリングの21番は、見事に表現されており、この演奏を超えるものはお目にかかったことがございません。



From juncoop To at 2004 11/02 15:26 編集 返信

グッテンベルクはやはり前の録音・・

皆さん、毎度です。


★skunjpさん

2003年10月のBBS1の記事によれば、グッテンベルクのマタイは、以下の演奏でした・・。

「ところで、バッハ・リスナーの大家の一人であるskunjpさんを唸らせた、
エノッホ・ズ・グッテンベルク/クラングフェルバルトゥング管弦
楽団/ノイボイエルン合唱団/テルツ少年合唱団」


ということは、ミュンヘン・バッハ・コレギウムとは・・グッテンベルクの1回目の録音ですか・・。

もう少しで、買うところでした・・・・。
なんせ、シュライアーのロ短調ミサとフレーミヒの名盤クリスマスオラトリオは持っておりますので、グッテンベルクの話題のマタイかと思いました。 情報有り難うございます。 話題のマタイがそうそう安くなるというのもおかしいと思ったですわ。

ところで、ミュンヘン・バッハ・コレギウムというのは、リヒターのミュンヘン・バッハ管弦楽団?たしか・・あのオケはリヒターが亡くなったあと、ギュンター・イエナや、ハンス=マルティン・シュナイトが受け継いだはずですが。



★葛の葉さん

リヒテルの平均律全曲が2280円ほどですか?
これはよけいに欲しくなりますね。以前リヒテルの平均律Book1は聞いたことがありまして、それはそれはかなりの素晴らしい出来でありました。

HMVによれば、平均律全曲が 以下のように、ありました。

バッハ / 平均律クラヴィア曲集全曲 リヒテル(P) 受注 1769セット

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インターネット税込価格: ¥3254
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割引金額: ¥1105

これは、買いかも・・・!


【昨日の音楽】

●バッハ/カンタータ第4番〜6番

ヘルムート・リリング指揮
シュトゥットガルト・バッハ合奏団/ゲッヒンガー・カントライ

1979〜80年頃/BMSバッハ全集

まず、カンタータ第4番はリリングの2回目の録音で、1回目がかなり柔らかい表現で、合唱の各声部にコルネット、トロンボーンが付け加わっていたのに対し、2回目の録音は弦楽のみの伴奏、しかも厳しい表現になりました。弦の伴奏のアリアもヴァイオリン・ソロになったり、低音がリヒターのように強調された感じになりました。これはいい傾向ですね。
第5番については第5曲のバス・アリアが傑作で、トランペット・ソロと弦楽伴奏になっておりますが、この曲はいいですね・・。5番も冒頭合唱からかなり苦悩を表すのですが、このアリアはとても明るく洗練された快曲。5番のボイントになってますね。
第6番、この曲も冒頭から苦悩を歌うのですが、いいカンタータですね。しかも6番は全体的に優れた曲が揃っております。この6番もリリングの2回目の録音であります。

リリングのカンタータを全曲聞いていっているのですが、2回目の録音のカンタータはかなりよくなりましたね・・。1回目が、レガートに演奏していて、自然に流れるような感じでしたが、2回目はかなり活気があり、音の強弱もはっきりし、ノンレガートぽくなりました。
しかしカンタータ第80番は1回目の方がよかったです。
ところで、リリングのカンタータ第170番の冒頭アリアは、最高ですね。この170番は1回しか録音されておらず、歌唱はユリア・ハマリなのですが、数少ない170番の演奏でもリリングは他を抜いてます。

今日は、リリングのカンタータ第7番〜10番を聞く予定・・。

それでは、皆さん、木曜日までお元気で・・・!




From Skunjp To at 2004 11/01 22:53 編集 返信

買い?

junさん、おばんです。

>グッテベルク、シュライアー、フレーミヒによるバッハの宗教大作が、6990円CD10枚組

素晴らしい情報です。これは「買い」でしょう。

シュライアー、フレーミヒはどちらも手堅いところ。

そしてグッテンベルクとくれば・・・

しかし独唱陣を見ると、これは最近出たマタイとは違うのでは?という疑問が・・・
やけに豪華というか、古い人々というか・・・。旧録音ではないでしょうか。

新録音のグッテンベルクは良い演奏ですが、旧盤は知らない・・・
(あ、完全に決めつけている・・・(^^;)

ともかく、新録音かどうかよく調べられた方が良いでしょう。


リヒテルが神品なのは第一巻だけですので、これも「買い」でしょう。
ただし、音(リマスタリング)はどんどん酷くなっています。

僕は初期ビクター盤を持っていましたが、急にバチバチノイズが出始めたので2年前に最新
リマスタリング盤を買いました。
しかし過剰な整音のため、LP時代からあったヒスノイズと一緒に余韻がほとんどこそぎ落とされていた。
非人間的なリマスタリングに嫌気がさし、3度も買い直してやっと初期ビクター盤を中古で見つけ
そこに落ち着きました。これだと、シャーというヒスノイズの中から豊かな余韻が響いてくる。

まあ、逆に言えば、それほど散財する価値のある演奏ではあり、リヒターの演奏はやわなリマスタ
リングさえも吹き飛ばすパワーがありますので、気にしなくてもいいとは思いますが・・・

From kuzunoha_bach@goo To juncoop5@goo at 2004 11/01 19:56 編集 返信

リヒテルの平均率

たしか4枚組、1巻+2巻でその値段だったと思いますよ。
(よけいにほしくなるか?)